イグニス(3689)株をいつ売るか?

イグニス(3689)株の上昇が止まりません。実は、私もイグニス株を以前保有していたのですが、ストップ高連発で上昇するちょうど前の日に、25日移動平均線を一時下回ったので売ってしまいました。
そこから買い直すタイミングも来ないまま上昇を続けてしまい、売ってしまったことが非常に悔やまれる今日この頃です。

さて、そういうことで私はイグニス株を保有していませんが、もし保有していたならいつ売るか、というのが非常に悩ましい問題となってきています。

こんなとき、私なら株価が買値の3倍になったら3分の1~2分の1程度売ることが多いです。また、25日移動平均線からのプラスかい離が100%を超えたタイミングでも少し売却します。(現在のかい離率は約130%です)

ここまで短期間で株価が上昇するような場合、25日移動平均線割れで売却、といういつもの方法はあまり意味がないとお考えください。まずは一部売却して投資元本を確保し、その後は株価が上昇するごとに売りあがっていけばよいでしょう。もちろん、ここからさらに大きく上昇する可能性もないとは言えませんが、可能性としてはわずかです。気になるなら、3分の1とか4分の1程度そのまま保有を続ければよいでしょう。

もっとゆっくりしたペースで株価が上昇するならば、上昇トレンドが続く限り保有を続けていればよいですが、株価上昇のペースが速い場合、たいていは天井を付けて、そこから大きく下落してしまいます。
いったん株価が下がり始めると、そこからあっという間に急落することも珍しくありません。短期間に株価が急騰した銘柄については、株価が下げ始めてから売却するのでは遅いこともあるため、上昇途中に少しずつ売りあがっていくことを私はお勧めします。

足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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