フリークアウト、N・フィールド株の急落は事前に逃げられた?

今は決算発表シーズン真っ只中。投資家は決算内容に一喜一憂し、株価が乱高下する銘柄も目立ちます。
そんな中、今日(11月7日)は決算内容を嫌気してフリークアウト(6094)やN・フィールド(6077)がストップ安まで売り込まれました。いずれも今日1日だけで20%以上の株価下落です。これに巻き込まれたら結構へこみます。

では、事前に両株の急落を避けることはできなかったのでしょうか。「株価トレンド分析」なら避けることはできました。

フリークアウト株、N・フィールド株のいずれも、2営業日前(11月2日)に明確に25日移動平均線を割り込んでいます。もし保有株があれば、このタイミングで売却していれば、今日の株価急落を免れることができました。

もちろん、決算発表によりストップ高になるケースもあり、その場合は事前の売却があだとなってしまいます。
でも、私は「大きく負けないこと」を最優先に日々投資していますから、たとえ株価急騰を逃すことがあったとしても、株価急落を避ける方がメリットが高いのではないかと感じています。ファインデックス(3649)のように、株価が25日移動平均線を下回ってからあっという間に株価が半値になってしまうことも珍しくないのですから。

足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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