<今日の日本株>
10月5日の日本株は連騰となり、日経平均株価の終値は前日比83円59銭高の16819円24銭でした。TOPIX、マザーズ指数も上昇して引けています。
個別銘柄でみると高安まちまちで、値上がり2072に対して値下がりも1306あります。私の保有株の含み益も、日々増えていることはいるのですが、そのスピードは緩やかです。やはり、全面高の相場にならないと加速度的に含み益が増えては行かないのかもしれません。
それでも、年初来高値が103もあるのに対し、年初来安値は4しかありません。今日は日経平均株価が少しだけ25日移動平均線を上回り、TOPIX、マザーズ指数ともに25日移動平均線を上回っています。まだ指数の方向性ははっきりしていませんが、個別銘柄ベースで考えれば明らかに上昇トレンドに入っています。
今日のADA指数は67.7%で、前日の67.7%と変わらずでした。多少銘柄入れ替えを行いましたが、すでに70%近く資金を投入していますから基本は保有株を持ったまま様子見です。
<強い銘柄を集中的に攻めるべきか>
ここ数日、個別銘柄によって値動きに差が出てきています。例えば、セリア(2782)、寿スピリッツ(2222)、サンドラッグ(9989)など、内需系好業績であるものの7月中旬以降さえない動きが続いていた銘柄群の頭が重くなって、下げに転じそうなものも目立ちます。一方、トラスト・テック(2154)、リンクアンドモチベーション(2170)など、上値追いをする銘柄もあります。
前者の内需系好業績銘柄群の日足チャートをみると、大きく下落した後のリバウンドの域を出ていません。一方、後者の日足チャートを見ると、明らかに株価が右肩上がりになっています。
とすると、株価の勢いとしては、確かに業績に問題はないものの7月中旬以降大きく下げた銘柄より、右肩上がりの株価チャートをキープしている銘柄に集中させた方がパフォーマンスがよくなる可能性が高いのではないかと現時点では思います。
もちろん、状況は日々刻々と変わっていきますので、新たな変化を感じましたらブログ内にてご報告します。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。