<今日の日本株>
週明け7月25日の日本株は方向感の乏しい展開となり、日経平均株価は先週末比6円96銭安の16620円29銭で終えました。TOPIXも小幅安、マザーズ指数は小幅高でした。
任天堂(7974)、サノヤスホールディングス(7022)、イマジカ・ロボットホールディングス(6879)などポケモンGO関連銘柄が軒並み大きく下落しましたが、全体相場に与える影響は限定的でした。
今日のADA指数は44.4%となり、先週末の41.2%から上昇しました。新たに直近高値を超えた銘柄などを新規買いしたことなどによるものです。
<決算発表に対する株価の反応に注目>
今週はFOMC、日銀金融政策決定会合に加え、3月決算企業の第1四半期決算発表が本格化し、積極的な売買を見送る理由に事欠きません。
7月11日以降の、それまでの二極化相場の巻き戻しの動き(それまで強かった銘柄が弱く、弱かった銘柄が強い)はまだ続いていますが、弱かった銘柄の決算に株価がどう反応するかが非常に重要です。
弱かった銘柄はそもそも業績に多少なりとも懸念が持たれていた結果株価が弱かったわけですが、実際にあまりよくない決算が発表されたにもかかわらず株価が下がらない、もしくは逆に上昇する、ということになれば、足元のある程度の業績不振は株価に織り込まれたという判断ができます。
もしこのような動きが続出したなら、二極化相場の巻き戻しは今後もしばらく続くと予想されます。
7月11日以降の物色対象の変化が今後も続くのかどうかは、投資する銘柄の選定をするうえで非常に重要になってきます。その意味で、今後の決算発表に対する各銘柄の株価の反応に要注目です。
足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。