<今日の日本株>
2日大幅続伸の後で迎えた7月13日の日本株は、円安の一段の進行や米株高などを好感して朝方は大きく上昇したものの、さすがにその後は上値が重くなり、日経平均株価は前日比135円78銭高の16231円43銭で終わりました。TOPIXは1%以上上昇しましたが、マザーズ指数はマイナスで引けています。
今日は多くの銘柄が陰線で引けており、さすがに上昇一服といった感じです。ただ、夜になって再びドルー円相場が若干円安方向に動いていることもあり、為替レートや今日のアメリカ株次第では、明日以降上値を追っていく可能性もあります。
今日のADA指数は51.9%(前日は38.0%)まで上昇しました。できるだけ今日の新規買いは絞ったつもりですが、空売りの買い戻しもまだ残っていましたので、その分ADA指数は上昇しやすい環境にあります。ただ、日経平均株価や多くの個別銘柄が明確に上昇トレンドに転じるまでは、ここからのさらなる買い増しは極力控えたいと思っています。
<上昇トレンド入りの個別銘柄はまだそれほど多くはないが>
今週に入り、多くの個別銘柄が大きく反発しています。今日の年初来安値銘柄が3銘柄しかないのに対し、年初来高値銘柄は49に上っています。とはいえ、個別銘柄で明確に25日移動平均線を超えて上昇トレンドに入っているものは全体の3分の1程度、ようやく25日移動平均線レベルまで戻ってきたものも3分の1程度、残り3分の1が下降トレンドを相変わらず続けているという感じです。
ただし、日経平均株価や個別銘柄の多くが明確な上昇トレンドになるのを待ってから新規買いすると、だいぶ株価が上昇した後で買うことになってしまうのも事実です。したがって、いち早く上昇トレンドに転じた銘柄でご自身が目を付けていたものについては、25日移動平均線からのプラスかい離が小さいうちに、新規買いを進めていくのが良いのではないかと思います。そうすれば損切りとなってしまっても小さな損失で抑えられます。実際ADA指数が50%超えまで達しているのは、私自身がそのような方針で買い進んでいるからです。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。