<今日の日本株>
4月26日の日本株はFOMCや日銀金融政策決定会合を前に、イベントリスク回避の売りが優勢となった模様で、日経平均株価は前日比86円02銭安の17353円28銭と続落しました。下げがひどかったのが新興市場株で、マザーズ指数は一時7%近く下落、終値でも5%近くの下落となりました。
今日のADA指数は33.3%となり、前日の57.9%から大きく下落しました。25日移動平均線を割り込む銘柄がかなり生じたのと、25日移動平均線近辺まで下がったものの割り込むまでには至らない銘柄についても一旦売却を進めたためです。
<新興市場銘柄もしばらく調整含みの展開か>
私は新興市場銘柄をかなり多く持っていますので、今日の下げはかなり大きいダメージとなりました。今日1日だけで、投資可能資金(キャッシュ+株式への投資額の合計)の約2.5%ほどが減少しました。ここまで減少することはなかなかありません。
今日の新興市場銘柄の下げの特徴は、ここまで強い動きを見せていた上昇トレンド銘柄ほど下げがきつくなった、ということです。私の保有銘柄はそうした強い銘柄が大部分ですから、もろに影響を受けました。10%以上の値下がりをみせた保有銘柄もいくつもあり、中には朝方に高値を付けた後、そこから一時20%も下落するようなものもありました。
今日の動きから、新興市場銘柄もしばらくは調整を余儀なくされそうな感じがします。強い銘柄(一時急落したものの引けにかけて戻した銘柄や、そもそもあまり値下がりしていなかった銘柄)を除いてはまだ25日移動平均線を割り込んでいなくとも一旦売却し、直近高値を超えたら買い直すという方針にしました。FOMC、日銀金融政策決定会合、3月期決算発表などイベントリスクが目白押しのため、上昇トレンドが崩れず、そのまま保有していて問題ない銘柄に絞って保有することとしました。
強い銘柄は直近高値を超えてくるはずですので、売却した銘柄については直近高値超えに逆指値の買い注文を入れて対応するつもりです。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。