今日の日本株(2016年4月25日)

<今日の日本株>
4月25日の日本株は、朝方強かったもののすぐに下落に転じ、日経平均株価の終値は先週末比133円19銭安の17439円30銭でした。マザーズ指数はやや大きめの下落、個別銘柄は高安銘柄数ほぼ拮抗、という状況です。先週大きく上昇しましたので、この程度の反落は当然でしょう。
今日のADA指数は57.9%と、先週末の58.2%とほぼ変わらずでした。といっても実際は、下降トレンド銘柄に転じた銘柄の売り・ヘッジ空売りと、上昇トレンド銘柄の新規買いが結構ありました。両者を合わせたトータルではあまり動きがなかったようにみえるだけです。

<日銀金融政策決定会合後の相場は「読まない」>
私は常々、株価の先行きを「読む」べきではないと申し上げてきました。先を読んでも当たらないだけでなく、当たらなかった場合に適時適切に対処しなければ、大きな損失を被ってしまいかねないからです。
足元の相場でも、専門家が日銀金融政策決定会合で追加金融緩和があるかどうか、そしてその後の日本株はどうなるか、数多くのコメントが出されていますが、それらを参考にする必要はありません。いつもと同じ話で恐縮ですが、プロであるはずの専門家によってコメントの内容が正反対である時点で、「プロ」でも相場の先行きは読めないと言っているようなものです。
ですから、日銀金融政策決定会合後の相場を「読む」のではなく、相場がその後どのような動きになっても対処できるようにしておくことこそが重要です。具体的には、あまりパンパンに買いポジションを膨らませすぎないこと、損切りを適切なタイミングで行うことです。

<どうしても気になる鉄鋼株の動き>
先日本ブログにて、鉄鋼株の足元の株価の動きが強くなっていて、これはもしかしたら今後の景気回復を織り込み始めているのかもしれない、と申し上げました。この思いは今でも変わっていません。
2月中旬の底打ち以降強い株価の動きが続いていた高成長株のうち、25日移動平均線を明確に割り込む銘柄が日に日に増加しています。これも非常に気になる動きです。つまり、株価上昇が高成長株から鉄鋼株をはじめとした景気敏感株へシフトする可能性もあるということです。
とはいえ、ここから鉄鋼株が大きく上昇するという確信を持っているわけではなく、上昇トレンドが続いているという事実だけです。しかし、鉄鋼株が底打ちをするのは足元の業績が悪いタイミングであることが多い点を踏まえると、ある程度の金額は持っていた方がよいのではないかと考えたのです。
もし本当に景気敏感株の相場がきたなら、その間高成長株はお休みとなる可能性が大いにあります。景気敏感株相場がいつ来ても良いように、ある程度の準備、つまりこうした銘柄のある程度の保有は、それらの銘柄が上昇トレンドである限りしておきたいと思っています。うまく行かなければ損切りすればよいだけのことですから。

足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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