<今日の日本株>
1月21日の日本株は、日経平均株価が398円83銭安の16017円26銭と、16000円割れ寸前まで下落しました。マザーズ指数も大きく下落し、東証1部、新興市場銘柄とも全面安でした。
たちが悪かったのが、前場好調だった株価が、後場になってから急落した点です。16734円58銭まで反発した後の700円以上の下げですから、前場の反発を見て底打ちと判断した投資家の買いが後場になって投げさせられたはずです。
実は私も、前場の反発をみて、昼休み中にいくつかの銘柄に買いを入れました。かなり銘柄は厳選したつもりでしたが、結局大部分が直近安値を割り込んで損切りとなりました(場中に株価を見れないため、直近安値割れを損切りとする逆指値注文を入れてありました)。
今日のADA指数は△8.6%で昨日の△10.7%より少し上昇していますが、これは本日買った銘柄のなかで、直近安値を割れなかったものが残っているからです。
<壊れかけた相場>
テクニカル的に通常の相場なら反発するところですし、昨日夜間の日経平均先物が16000円割れを起こした後反発に転じて今日の相場を迎えていることもあり、さすがに打診買い程度はすべきと買ったのが完全に失敗に終わりました。
ここまで保有株を減らしていると、株価が底打ちして急反発したとき上昇の恩恵をほとんど受けれないため、少しは急反発を楽しみたいと思っての買いでしたが、判断が甘かったようです。
今日の下落で、日経平均株価の25日移動平均線とのマイナスかい離は11.66%に達しています。そして、25日騰落レシオはなんと53.8%にまで下落していて、何が何でももう底打ちするレベルです。25日騰落レシオはリーマンショックのときより低い水準のはずです。もうすでに日本株は壊れかけた相場ではありますが、いくら何でももうそろそろ、という気持ちは強くあります。
でも、リバウンド狙いはやっぱり難しいです。私は13日と今日と2回失敗しているので、損失は大したことはありませんが精神的なダメージが大きいです。
確かに、持ち株がほとんどない状態で急激なリバウンドを見るだけというのも頭にきますが、私はどうもリバウンド狙いは下手なようですので、やはり再度上昇トレンドに転換するのを確認してからの買いをメインにしたいと思います。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。