<今日の日本株>
1月19日の日本株は、日経平均株価が前日比92円80銭高の17048円37銭と、17000円を回復して引けました。
とりあえず、重要イベントと目されていた中国のGDP成長率発表をこなした格好です。もともと、中国経済の状況は悪いことはみんな分かっていましたから、発表後のマーケットの反応がどうなるかこそが重要でした。
今日のADA指数は△2.5%でした。昨日の△5.4%よりは上昇しましたがいまだマイナス水準です。ただ、本日の上昇で、トレンド転換が近い銘柄が結構出ていますので、明日以降も株価が堅調に推移すれば、ADA指数も大きく上昇する可能性があります。
<底打ちしたような感じもするが・・・>
今日は、新興市場銘柄中心に強い動きのものが目立ち、直近大きく上昇した後調整していたフューチャーベンチャーキャピタル(8462)やリアルワールド(3691)などは大きく値を飛ばしました。一方、本日も約半数の銘柄は値下がりして引けており、まだら模様の状態です。底打ちしたようなそうでもないような、なんともあやふやな感じです。
こういうときは、私は淡々と上昇トレンドに転じた銘柄を拾うだけです。
<リバウンドを狙うか上昇トレンド転換を狙うか>
例えば、本日は直近で急落していたメタップス(6172)がストップ高となりました。また、フューチャーベンチャーキャピタルは400円下げた後急速に切り返し、2時間で900円上昇しました。このように、短期間で大きく値下がりした銘柄のリバウンド狙いは、決まれば大きな利益を得ることができますが、買いのタイミングがシビアなため、場中に株価をみれない個人投資家の方はあまり無理をして狙わない方が得策です。
サラリーマン投資家の方は、やはり上昇トレンドに転換した銘柄を狙う方が急激な価格変動リスクの観点からも望ましいと思います。フューチャーベンチャーキャピタルであれば、本日の引けで25日移動平均線を超えており、ここから買いのタイミングを見計らっていけばよいことになります。
リバウンドで大きく上昇する銘柄をみると羨ましくなる気持ちは分かりますが、実際問題昼間仕事をしているサラリーマンの方はうまくいきませんから、気にしないことです。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。