<大赤字の決算予想を発表した東芝>
東芝(6502)が昨日決算予想を発表しました。最終損益は5500億円の赤字になる見通しで、今後1万人以上の人員削減を行うようです。大幅な赤字決算を受け、本日(12月22日)の東芝株は急落しました。
こうなると、投資アドバイザーなる人たちが次々と「急落後のリバウンドのチャンス」とか「まだまだ下落する恐れがある」などと発言しますが、私からすればそんなものはどうでもよいことです。
<火中の栗は拾わない>
わざわざ業績が悪化して先行きの見通しも分からない株を買ったところで、うまくいって20%~30%の利益が関の山でしょう。それなりにリスクも高いわけですから、あえて「火中の栗を拾いに行く」必要性は全く感じません。
それよりも、業績の成長が期待でき、株価も上昇トレンドが続いている銘柄を新規買いした方がよほどよいパフォーマンスが期待できるのではないかと思います。
<ダメな株はとことん上昇しないのが今の相場>
今は、「ダメな株は全く上がらず、成長が見込まれる株はどこまでも上がる」相場です。そのことに気が付いた個人投資家から、高いパフォーマンスをあげることができるのです。
足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。