12月19日の日本株

12月19日の日本株は、寄り付きから上昇しその後も堅調な展開となりました。日経平均株価の終値は前日比505円71銭高の49507円21銭でした。
TOPIX、東証グロース市場250指数も上昇しました。

値上がり銘柄2877に対し値下がり銘柄1180と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は113、年初来安値更新銘柄は4でした。

ADA指数は40.2％となり、前日の22.4％から上昇しました。これは、年末の益出しなど特殊要因による上昇で、実態はあまり変わっておらず、銀行株、商社株など引き続き保有継続となっています。

週明けの株価の伸びに注目

19日は日銀が0.25％の利上げを行いましたが、これにより逆に為替が急速に円安に振れました。

このことと、アメリカ株の堅調な動きがあいまって、週末の日経平均先物は、50330円まで上昇し、25日移動平均線を再び超えてきています。また、TOPIXは11月以降、日経平均株価をアウトパフォームし、上昇トレンドが崩れずに推移しています。

TOPIXのアウトパフォームと同時に、それまであまり買われていなかった銘柄群が買われるようになっており、好業績の銘柄の上昇の初動は、積極的に乗っておくべきと考えます。

アメリカ国内の景気はあまり良くないようだという話も聞きますし、株価が今後どうなるかは全く不透明ですが、個別銘柄ベースで上昇トレンドとなっているものについては、保有継続で特段問題ないと思います。

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足立武志

1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』（ダイヤモンド社）など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用ＥＸＰＯなどセミナー講師多数。