一時36000円割れも急速に持ち直すー2025年3月11日の日本株

3月11日の日本株

3月11日の日本株は、寄り付きから大きく下落し、日経平均株価は一時1000円超値下がりし36000円を割り込む局面もありましたが、そこから切り返して800円戻し、下げ幅を縮小しました。終値は前日比235円16銭安の36793円11銭でした。
TOPIXも下落しましたが、東証グロース市場250指数は小幅ながら上昇しました。

値上がり銘柄1134に対し値下がり銘柄2893と値下がり優勢、昨年来高値更新銘柄は7、昨年来安値更新銘柄は29でした。

ADA指数は13.2%となり、前日の16.6%から低下しました。株価下落に伴い保有株の一部を売却したことなどによるものです。

引き続き要警戒

個別銘柄をみると、25日移動平均線を新たに割り込んだ銘柄も結構あるものの、未だ4割以上の銘柄が25日移動平均線を割り込んでおらず、日経平均株価の弱さほど個別銘柄は弱くない、という状況が続いています。

それでも、一旦25日移動平均線を割り込んだ後、下げが止まらずに気が付いたら何割も下落してしまった、というケースも珍しくありません。日経平均株価が軟調でもあくまで個別銘柄ベースで考えればよいですが、やはり上昇トレンド銘柄のみを保有し、下降トレンド銘柄を持ち続けて塩漬け株を作らないように気をつけておきましょう。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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