2月20日の日本株

2月20日の日本株は、寄り付きから下げて始まり、その後も下げ幅を広げる展開となりました。日経平均株価の終値は前日比486円57銭安の38678円04銭でした。
TOPIXも大きく下落しましたが、東証グロース市場250指数は小幅な下げにとどまっています。

値上がり銘柄945に対し値下がり銘柄3073と値下がり優勢、昨年来高値更新銘柄は26、昨年来安値更新銘柄は51でした。

ADA指数は36.5％となり、前日の41.9％から低下しました。株価下落に伴い保有株を売却したことによります。

個別株の状況はまだそこまで悪くないが・・・

個別株をみると、プライム銘柄は25日移動平均線割れの銘柄の方が多い一方で、スタンダード銘柄、グロース銘柄については25日移動平均線超えの銘柄の方が多いです。

少なくとも短期的目線からは、日経平均株価が大きく下がるときは東証グロース市場250指数は下げ幅が限定的か、上昇することが多く、20日の動きもそうなっています。

これらのことから、プライム銘柄よりはスタンダード銘柄、グロース銘柄への投資の方が今のところは良いですが、マーケット全体が大きく下がることになれば、スタンダード銘柄やグロース銘柄も同様に売られることになるので、売却のルールをしっかり決めて、大きな損失を被らないように気をつけましょう。

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足立武志

1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』（ダイヤモンド社）など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用ＥＸＰＯなどセミナー講師多数。