全般軟調も個別株はまちまちー2025年2月19日の日本株

2月19日の日本株

2月19日の日本株は、寄り付き後プラスの局面もあったもののその後はやや軟調な展開となり、日経平均株価の終値は前日比105円79銭安の39164円61銭でした。
TOPIX、東証グロース市場250指数も下落しました。

値上がり銘柄1726に対し値下がり銘柄2251と値下がり優勢、昨年来高値更新銘柄は47、昨年来安値更新銘柄は31でした。

ADA指数は41.9%となり、前日の46.9%から低下しました。保有株のうち、株価下落で移動平均線割れとなったものなどを売却したことによるものです。

思い込みには注意

個別銘柄をみると、三井住友フィナンシャルグループ(8316)、みずほフィナンシャルグループ(8411)などが高値更新となるなど、全般的に見ればやや弱含みですが個別銘柄には上昇トレンドのものが目立ちます。

さてここ最近は為替レートが円高方向に振れていますが、個別株をぱっとみたところ、円高メリットとなる銘柄の中に、株価が下落しているものが結構あります。

短絡的に考えれば、円高メリット銘柄は円高が進行すれば業績改善期待から株価が上昇すると思ってしまいがちですが、株価の動きを見る限り、そうではないことが分かります。

このとき、下手に思い込みをして、円高が進めばそのうち円高メリット銘柄の株価も上昇するとして株価が下がっているにもかかわらず我慢して持ち続けるのは危険です。たとえ円高メリット銘柄であるとしても、株価のトレンドが下降トレンドであれば安易に手を出さないのが無難です。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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