日経平均株価下落ー2025年2月14日の日本株と今週の投資戦略

2月14日の日本株

2月14日の日本株は、寄り付き直後は上昇したものの、その後下げに転じ、日経平均株価の終値は前日比312円04銭安の39149円43銭でした。
TOPIX、東証グロース市場250指数も下落しました。

値上がり銘柄1509に対し値下がり銘柄2545と値下がり優勢、昨年来高値更新銘柄は52、昨年来安値更新銘柄は16でした。

ADA指数は42.6%となり、前日の48.2%から低下しました。株価下落に伴い下降トレンドに転じた保有株を売却したことなどによるものです。

決算発表後の急騰・急落目立つ

個別銘柄をみると、やはり決算発表シーズンということもあり、決算発表後株価が急騰するもの、逆に急落するものが目立ちました。悩ましいのが、決算内容が良くても急落したり、決算内容が悪くても急騰したりするものがあることです。

よく、決算内容がよさそうだということで、先回りして買い、決算発表を持ち越す、という投資手法を実践している投資家がいますが、決算発表後に株価が急騰するか急落するかは、決算内容が良いかどうかではなく、プロが予想している数値と実際に出てくる数値との差異により決まりますので、いくら決算内容がよいかどうかを個人投資家が予測したところであまり意味がないのです。

であれば、余計なリスクは取らず、決算発表を終えた銘柄から投資候補銘柄を選べばよいのです。

2月15日で決算発表は終わり、株価への影響は2月17日までで終わると思われますから、これからは株価のトレンドに素直についていきやすい状況が期待できます。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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