日経平均株価は引き続きボックス圏の動きかー2025年1月17日の日本株と今週の投資戦略

1月17日の日本株

1月17日の日本株は、寄り付き後大きく値を下げたもののそこから切り返し、日経平均株価は長めの下ヒゲを出して終えています。日経平均株価の終値は前日比121円14銭安の38451円46銭でした。
TOPIX、東証グロース市場250指数も下落しました。

値上がり銘柄1639に対し値下がり銘柄2343と値下がり優勢、昨年来高値更新銘柄は3、昨年来安値更新銘柄は64でした。

ADA指数は9.0%となり、前日の20.7%から低下しました。株価下落に伴い保有株の売却を行ったことによります。

個別株は弱い動き

個別銘柄をみると、特に東証プライム市場銘柄は4分の3が25日移動平均線を割り込んでいるなど、弱い動きとなっています。日経平均株価は昨年9月ごろからずっとボックス圏の動きに終始していますが、個別株は強弱まちまちの動きで、弱いものは安値更新という状況です。

日経平均株価が38000円どころという、ボックス圏の下限に近いところで下ヒゲを出していますので、再び日経平均株価はある程度の上昇となる可能性が高いとみますが、個別銘柄は同じような動きにはならないものも多いですから、弱い銘柄には安易に手を出さないようにしましょう。

あとは、1月20日のトランプ大統領就任後の株価や為替など、マーケットの急変には注意をしておきたいものです。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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