円高進行の影響を注視ー2024年8月23日の日本株と今週の投資戦略

8月23日の日本株

8月23日の日本株は、前場は軟調だったものの後場切り返して上昇し、日経平均株価の終値は前日比153円26銭高の38364円27銭でした。
TOPIXも上昇、東証グロース市場250指数も小幅に上昇しました。

値上がり銘柄2288に対し値下がり銘柄1738とやや値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は47、年初来安値更新銘柄は1でした。

ADA指数は23.4%となり、前日の20.5%から上昇しました。あまりポジションを膨らまさないようにしつつ、上昇トレンド銘柄の新規買いなどを行いました。

アメリカ利下げの日本株への影響は?

個別銘柄をみると、IHI(7013)、ヒビノ(2469)、GENDA(9166)など高値更新銘柄も散見され、全体的にも半数近くの銘柄が25日移動平均線を回復しています。

一方、週末のアメリカ株は、パウエルFRB議長がジャクソンホール会議にて、9月の利下げを示唆する発言をしたことを受け、株高、ドル安(円高)に触れました。特に為替は一気に円高が進行しました。

アメリカは利下げに政策転換することとなり、これを受けた日本株の影響を今後は注視する必要があります。円高になると日経平均株価も上がりにくくなりますし、アメリカ株への投資も円高での為替差損が生じてしまいます。

また、個別銘柄も、円安メリットを享受する輸出関連株の動きに注目すべきですし、個人的には円安が業績に影響を及ぼさない成長株へ投資資金が回ってこないかに注目したいと思っています。

引き続き、ここからのさらなる上昇と、8月5日の安値に対する押し目、二番底形成の可能性を両にらみしつつ、当面は無理のないポジションでいきたいと考えています。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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