8月19日の日本株

週明け8月19日の日本株は、寄り付き安く始まった後戻る局面もあったものの、後場は大きく売られる展開となりました。日経平均株価の終値は先週末比674円05銭安の37388円62銭でした。
TOPIXも大幅安となりましたが、東証グロース市場250指数は小幅に上昇しました。

値上がり銘柄1078に対し値下がり銘柄3023と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は27、年初来安値更新銘柄は2でした。

ADA指数は11.5％となり、前日の10.1％から少し上昇しました。上昇トレンド銘柄を少量ながら新規買いしたことなどによるものです。

25日移動平均線の攻防

個別銘柄をみると、ZOZO（3092）が高値を更新するなど、強い銘柄もありますが、全体としては引き続き70％ほどの銘柄が下降トレンドとなっています。

また、日経平均株価は25日移動平均線で頭打ちになった形ですが、夜間の日経平均先物は大きく反発しており、先週金曜日の高値を超えるかどうかに注目したいと思います。イメージとしては、先週金曜日の高値を超えたら買いポジションを構築、超えずに下がった場合は押し目買いのチャンス待ち、といったところです。

為替レートや、アメリカの経済指標などにより株価が大きく変動する可能性が高い展開が続きそうですが、あまり日々の株価の動きに翻弄されないよう、少なくとも中期的な株価のトレンドに沿った動きをすることを心掛けたいものです。

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足立武志

1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』（ダイヤモンド社）など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用ＥＸＰＯなどセミナー講師多数。