7月31日の日本株
7月31日の日本株は、寄り付き大きく下げて始まったものの、日銀金融政策決定会合にて0.25%の利上げが発表された後、一時乱高下しながらも引け間際に急騰し、日経平均株価の終値は前日比575円87銭高の39101円82銭でした。
TOPIXも大きく上昇しましたが、東証グロース市場250指数は小幅上昇にとどまっています。
値上がり銘柄2992に対し値下がり銘柄1038と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は63、年初来安値更新銘柄は45でした。
ADA指数は12.6%となり、前日の6.3%から上昇しました。株価上昇により反発した銘柄の新規買いやヘッジ空売りの解除などによるものです。引き続き積極的なポジションは控えています。
円高進行による株価への影響を注視
個別銘柄をみると、FPG(7148)、タカラトミー(7867)など高値更新となるものも散見されるなど、強い銘柄もありますが、全体的にはまだ25日移動平均線割れの銘柄の方が多いです。とはいえ、31日の上昇により25日移動平均線を超えた銘柄も400以上に上り、いち早く移動平均線を回復した銘柄から、再びの上昇基調に復帰する可能性が高まっていると思います。
ただ、31日の引け後より、為替レートが急激に円高となり、一時1ドル=150円割れの水準に達するとともに、日経平均先物が急落しました。円高が進行すると日経平均株価にはマイナスですし、個別銘柄も、ここまで上昇をけん引してきた銘柄の多くは輸出型企業であり、円高は業績にも株価にもマイナスの影響があります。
利上げは日本経済にとって悪影響ですし、そもそも国内の内需が好景気でもありません。ここからの日本株の動き、特に下方向の動きが顕著にならないかどうかは常に注視していきたいものです。
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