6月17日の日本株

週明け6月17日の日本株は、寄り付きから大きく下げて始まり、その後も下げ幅を広げる展開となりました。日経平均株価の終値は先週末比712円12銭安の38102円44銭でした。
TOPIXも大幅下落となりましたが、東証グロース市場２５０指数は小幅な下落にとどまっています。

値上がり銘柄1149に対して値下がり銘柄2886と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は59、年初来安値更新銘柄は92でした。

ADA指数は35.9％となり、前日の41.9％から低下しました。株価急落に伴い、保有株の一部を売却したことなどによるものです。

成長株は逆行高のものも目立つ

個別銘柄をみると、年初来高値更新銘柄が60近くあり、値上がり銘柄数をみても全面安とはなっていません。本日25日移動平均線を割り込んだ銘柄は数百に上りましたが、グロース市場の銘柄にはほとんどありませんでした。

無論、日経平均株価が急落してしまえば別ですが、足元でアメリカ10年物国債の利回りが下がっていることもあり、日経平均が横ばい～やや弱含み程度であれば、成長株に資金が向かうことも大いに考えられます。

これまで強かったプライム市場銘柄に頭打ちから下げに転じるものが明らかに増加しており、物色の変化に注目しておきたいと思います。

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足立武志

1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』（ダイヤモンド社）など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用ＥＸＰＯなどセミナー講師多数。