６月１２日の日本株

６月１２日の日本株は、寄り付き下げて始まった後は小動きとなり、日経平均株価の終値は前日比２５８円０８銭安の３８８７６円７１銭でした。
TOPIXも下落しましたが東証グロース市場２５０指数は小幅上昇となりました。

値上がり銘柄１７３１に対し値下がり銘柄２１７４とやや値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は５２、年初来安値更新銘柄は３６でした。

ADA指数は５４．４％となり、前日の５４．０％とほぼ横ばいでした。下落した保有銘柄の売却、上昇トレンド銘柄の新規買いの双方があり、トータルしてほぼポジションが変わらず、という状況です。

成長株の立ち上がりからの上昇に引き続き期待

個別銘柄をみると、デクセリアルズ（４９８０）、ヨシムラ・フード・ホールディングス（２８８４）、エスリード（８８７７）などが高値更新となるなど、強い銘柄もそれなりにありますが、全体の半分の銘柄が２５日移動平均線を割り込んでおり、引き続き銘柄によりまちまちという状況です。

そんな中、長らく低迷していた成長株や、グロース市場銘柄の中に、株価が上昇し始めるものが出てきており、東証グロース市場２５０指数も２５日移動平均線を超えてくるなど、変化の兆しを感じられる動きとなっています。

成長株の中には株価の長期下落により割高感が完全に解消されているものも多く、日経平均株価が横ばいの中、成長株への資金流入に期待したいところです。

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足立武志

1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』（ダイヤモンド社）など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用ＥＸＰＯなどセミナー講師多数。