4月8日の日本株

4月8日の日本株は、日経平均株価が寄り付きから大きく上昇し、前場は強く推移したものの後場は少しだれた動きとなりました。終値は先週末比354円96銭高の39347円04銭でした。
TOPIX、東証グロース市場250指数も上昇しました。

値上がり銘柄2743に対し値下がり銘柄1291と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は91、年初来安値更新銘柄は36でした。

ADA指数は37.3％となり、先週末の40.5％から少し低下しました。移動平均線割れの銘柄の売却のほか、空売りを少し入れてみました。

反発継続か、底割れか

個別銘柄をみると、三井物産（8031）、トーセイ（8923）など高値更新となるものも散見されました。また年初来高値更新銘柄数が年初来安値更新銘柄数を大きく上回り、この面からもとくに強い銘柄については再び上値追いが期待できる環境となってきました。

日経平均株価は25日移動平均線を割り込んではいますが、まだ明確なトレンドは見えてきていません。上方向に向かったら買い優勢、下方向に向かったら売り優勢と、売買ルールをしっかり決めたうえで、反発継続しても底割れしてもあわてず対応できるようにしておきましょう。

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足立武志

1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』（ダイヤモンド社）など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用ＥＸＰＯなどセミナー講師多数。