2月22日の日本株
2月22日の日本株は寄り付きから大きく上昇、日経平均株価は一時39156円97銭まで上昇、終値も前日比836円53銭高の39098円68銭となり、1989年12月29日につけたバブル時の高値38957円44銭をおよそ34年ぶりに上回り、史上最高値を更新しました。
TOPIXも大きく上昇しましたが、東証グロース市場250指数は小幅に下落しました。
値上がり銘柄2358に対し値下がり銘柄1690と値上がり優勢、昨年来高値更新銘柄は127、昨年来安値更新銘柄は10でした。
ADA指数は66.4%となり、前日の56.9%から大きく上昇しました。日経平均株価の高値更新に伴いポジションを積み増しました。ただ、これ以上の積み増しはしない方針です。
決して全面高にはなっていない点には注意
個別銘柄をみると、さくらインターネット(3778)、双日(2768)、デクセリアルズ(4980)、イワキ(6237)、日本マイクロニクス(6871)、兼松(8020)など高値更新となる銘柄が目立ちました。
しかし、値下がり銘柄が全体の4割ほどあり、東証グロース市場250指数も下落するなど、小型成長株には資金が回っておらず、引き続きプライム市場の大型株や半導体関連株が上昇をけん引していることが分かります。
また、2月22日時点で4割以上の個別銘柄が25日移動平均線を下回っており、銘柄選択を誤ると、日経平均株価が史上最高値更新したにもかかわらず、自分の持ち株は逆に下がる、という悲惨な状況になりかねません。
アメリカのインフレ長期化懸念も出てきており、成長株には逆風がもうしばらく続くかもしれません。上昇トレンドの強い銘柄はしっかりと保有継続して利益を伸ばし、株価が急騰したものは適宜利食いするようにし、利益を実現させつつ伸ばしていくことを意識するようにしましょう。
再び日経平均株価が調整しつつ成長株などの個別銘柄が強くなるといった底上げの展開を期待したいものです。
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