12月19日の日本株
12月19日の日本株は、前場は前日比マイナス圏の局面もあったものの、昼休みの時間に、日銀金融政策決定会合にて現状維持の表明が明らかになると、後場急騰して高値引けとなりました。日経平均株価の終値は前日比460円41銭高の33219円39銭でした。
TOPIX、東証グロース市場250指数も上昇しました。
値上がり銘柄2757に対し値下がり銘柄1274と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は31、年初来安値更新銘柄は17でした。
ADA指数は37.3%となり、前日のの32.1%から上昇しました。上昇トレンド銘柄の押し目買いなどを実行したことによります。
先物主導の印象を強く受ける動き
個別銘柄をみると、ローツェ(6323)、テラプローブ(6627)など高値更新となるものも散見されるものの、日経平均株価の急反発の割には個別株の反応はそれほど良くない印象でした。
値下がり銘柄も全体の3分の1もありますし、年初来高値更新銘柄も31しかなく、強い銘柄が相場をけん引しているというよりは、先物が買われ、それにつれて日経平均株価への影響度が高い採用銘柄中心に買われるというように感じました。
こうした状況だと、仮に日経平均株価が40000円に到達し、過去最高値となったとしても、個別銘柄の多くはあまり上がらないということになるのではないかと考えられます。今年4月~6月の上昇時もそうでしたが、昔のように全面高とならないので、個別株への投資の場合当たりはずれによりかなりパフォーマンスが変わってきてしまいます。
そこで、以前から申し上げていることですが、日経平均株価が上昇したらその恩恵を受けられるもの、例えば日経平均株価連動型ETF、日経平均先物、CFDなどへの投資にある程度の資金を振り向けておくのがよいと思います。
日経平均株価が11月20日の高値を超えた場合は、さすがに強気で臨まないといけないと思いますが、それでも個別株については引き続き吟味が必要となりそうです。
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