１１月２７日の日本株

１１月２７日の日本株は、寄り付き高く始まり、日経平均株価の高値更新まであとわずかまで迫りましたが、その後は急速に失速してマイナスに転じました。日経平均株価の終値は先週末比１７７円８６銭安の３３４４７円６７銭でした。
TOPIX、東証グロース市場250指数も下落しました。

値上がり銘柄１７７７に対し値下がり銘柄２２２４とやや値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は９３、年初来安値更新銘柄は４でした。

ADA指数は５６．５％となり、先週末の６１．６％から低下しました。ポジションが過大になっていたので意識的に縮小しました。

個別銘柄はそれほど悪くない

個別銘柄をみると、地主（３２５２）など高値更新となる銘柄も散見されますが、全体でみると高安まちまちとなっています。

今のところ、個別銘柄はそれほど悪くない動きですが、日経平均株価がこのまま高値更新できずに下がってしまうと、再び横ばいモードに入ってしまうので、できるだけ早い段階で高値更新してもらいたいものです。

現時点では、上昇トレンド銘柄を保有して、ここからのさらなる上昇に期待するしか、個人投資家にできることはないように思います。アメリカも来年くらいには景気後退に突入するでしょうから、それに対する株価の反応は常にウォッチし、変化の兆候があれば保有株の売却など適切に対応したいと思っています。

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足立武志

1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』（ダイヤモンド社）など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用ＥＸＰＯなどセミナー講師多数。