10月20日の日本株
週末10月20日の日本株は、寄り付き大きく下げて始まった後、後場には前日終値付近まで戻るも、引けにかけ再び下落し、日経平均株価の終値は前日比171円26銭安の31259円36銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も下落しました。
値上がり銘柄1581に対し値下がり銘柄2374と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は20、年初来安値更新銘柄は109でした。
ADA指数はマイナス24.8%となり、前日のマイナス17.5%からマイナス幅が拡大しました。保有株の値下がりによる売却などによるものです。引き続き、買いより空売りの方が多いロング・ショート戦略を継続中です。
過去2年と今年は同じになるのか?
個別銘柄をみると、日に日に下降トレンド銘柄が増加していて、現状では全体の80%超の銘柄が25日移動平均線を割り込んでいます。小型成長株に至ってはボロボロで、何か月も値下がりが止まらず、株価がその間2分の1、3分の1になってしまっているものも多数あります。
ただ、10月4日に底値をつけた時点よりは、下降トレンド銘柄は少なくなっており、識者の中には10月4日の安値を守れているうちはまだ上昇に期待できるという声もあります。
さらには、過去2年間は9月末~10月頭に底値を付け、そこから1か月半ほどの間上昇したので、今年も同じようになる可能性が高い、という専門家もいます。
しかし、そのような根拠の薄いアノマリーに頼っているようでは、株式投資で成功することはどう考えてもできませんし、もし今年そのアノマリーが外れて株価が大きく下落でもしたなら、再起不能のダメージを喰らう可能性だってあります。
ですから私自身は、例え過去2年間がそうだったとしても、今年はそうならないかもしれない、という考えで行動するようにしています。つまり、過去こうだったから今年もこうなる、ではなく、純粋にマーケットのトレンドに従い、逆らわずに行動するということです。
しかも、ここまで明確なインフレ局面になっているのですから、長期的な金利低下局面で起こっていたこととは異なることが起こる可能性は格段に高まっているはずです。アノマリーを語るなら、インフレ局面で起きたこととまず比較するべきだと思います。
引き続き全体としては弱い局面ですので、買いで勝負に行って利益を得ようなどとはゆめゆめ思わないのが無難です。
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10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。