日経平均横ばいだが弱い銘柄も目立つー2023年10月18日の日本株

10月18日の日本株

10月18日の日本株は、前場はやや弱含みの展開、後場に入りプラス圏に復帰したものの戻りも鈍く、日経平均株価の終値は前日比1円96銭高の32042円25銭でした。
TOPIXもほぼ横ばい、マザーズ指数は1%近くの上昇となりました。

値上がり銘柄2658に対し値下がり銘柄1329と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は36、年初来安値更新銘柄は53でした。

ADA指数はマイナス13.3%となり、前日のマイナス16.2%からややマイナス幅が縮小しました。株価が反発した空売りの買戻しなどを行ったことによるもので、ポジションそのものはそれほど変化なく、買い持ちより空売りの方が多いロング・ショート戦略を継続しています。

基本下方向で構える

個別銘柄をみると、TOWA(6315)が高値更新となるなど、強い銘柄もありますが、全体的に見れば下降トレンドの銘柄の方が圧倒的に多く、無理をして買いポジションを膨らませるような局面ではなく、引き続き下方向への警戒を強めるべきです。

アメリカ10年物国債の利回りが上昇し続けており、それによる景気悪化からの株価下落が引き続き懸念されますし、日経平均株価やNYダウも25日移動平均線を割り込んでいますから、動くなら下げ止まりの兆候が見えてからで遅くないと思います。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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