9月11日の日本株
週明け9月11日の日本株は、日経平均株価が寄り付き高く始まったもののすぐに下げに転じた後は終日軟調な展開でした。終値は先週末比139円08銭安の32467円76銭でした。
TOPIXは小幅に上昇、マザーズ指数は大きく下落しました。
値上がり銘柄1671に対し値下がり銘柄2345と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は157、年初来安値更新銘柄は26でした。
ADA指数は27.9%となり、先週末の36.7%から低下しました。保有株の売却や、新規空売りを実行したことによります。上昇トレンド銘柄を買い持ち、下降トレンド銘柄を売り持ちするロング・ショート戦略に移行しつつあります。
どう動くかは分からない
個別銘柄をみると、日銀の金融政策修正期待から銀行株が軒並み上昇、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)、三井住友フィナンシャルグループ(8316)、みずほフィナンシャルグループ(8411)のメガバンクや、りそなホールディングス(8308)など高値更新となりました。また、日本電気(6701)、アズーム(3496)が高値更新となるなど、強い銘柄は引き続き上値追いの動きとなっています。
一方、25日移動平均線を割り込む銘柄も日々増加しており、特に小型成長株は大きく値を崩すものが目立ちます。また、金利上昇懸念を嫌気して、不動産株も軒並み下落しています。
現状は強い銘柄と弱い銘柄が入り混じっており、年初来高値更新銘柄となるセクターをみれば、どのような株が買われているかが分かります。したがって、資金が流入している強い銘柄を買って保有することが基本です。
今買われていない銘柄を安く買って上がるのを待つのは資金効率の面からは得策ではありませんし、今後インフレがさらに進展、長期化する見通しとなれば、今買われていない成長株にはさらなる逆風が吹く可能性もあります。
今買われていない銘柄を安く買って待つことの最大のリスクは、安く買って待っている間にその銘柄の業績が悪化して株価が大きく下がることなのです。
下がっている銘柄を抱きかかえて沈むのではなく、上がっている銘柄に素直に乗って上に連れて行ってもらうという感覚を持つことが、大きな損失を被らないためには重要です。
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