6月19日の日本株
6月19日の日本株は、後場に入り大きく売られ、日経平均株価の終値は先週末比335円66銭安の33370円42銭でした。
TOPIXも下落しましたが、マザーズ指数は2%を超える続伸となりました。
値上がり銘柄2532に対し値下がり銘柄1475と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は306、年初来安値更新銘柄は12でした。
ADA指数は59.0%となり、先週末の48.3%から上昇しました。空売りの買戻しに加え、出遅れ銘柄を新規買いしたことによるものです。全面高になりつつあるので、まだ株価が上昇していない銘柄にも買いが回ってくるのではないかと判断しました。
株価上昇が長続きするには適度な休息が必要
個別銘柄をみると、ポート(7047)、ブティックス(9272)、M&A総研ホールディングス(9552)、マイクロアド(9553)など高値更新となる銘柄が引き続き多くあります。
19日は、日経平均株価が大きめに下落した一方で、マザーズ指数が大きく上昇する形となり、いわゆる主力株が一休みするなか、出遅れている小型成長株に資金が回るという、循環物色の良い流れになっています。
思えば、2012年末から2013年中ごろにかけてのアベノミクス相場の初期の上昇も、最初から全ての銘柄が上昇したわけではなく、後になってから追いついてきた銘柄もかなりありました。そして最後は全面高となったのです。
正直、相場サイクルからいえば長期上昇相場のスタートというわけではなく、上昇サイクルの最終局面である可能性の方が強いと思うのですが、30年間のデフレから脱却できるかもしれないという期待感はかなり大きなものがあるでしょうし、実際にデフレから脱却できたなら、ここからの日本株の上値余地は相当大きいものといえます。
したがって、株価が上昇している間は、ちょっと高いなと思っても頑張って持ち続ける必要があるでしょうし、一方で株価が下落に転じたら保有株は売却して次のチャンスを待つべきだと思います。
ひとまずは循環物色の流れが継続し、過熱感を抑えつつ適度なスピードで上昇相場が継続することに期待したいと思います。
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