5月31日の日本株
5月31日の日本株は、寄り付きから下げて始まり、後場は下げ幅を広げる展開となりました。日経平均株価の終値は前日比440円28銭安の30887円88銭でした。
TOPIXも大幅に下落しましたがマザーズ指数は小幅高でした。
値上がり銘柄916に対し値下がり銘柄3077と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は38、年初来安値更新銘柄は164に達しています。
ADA指数は10.5%となり、前日の13.6%から低下しました。保有株の売却や新規空売りを行ったことなどによります。引き続き上昇トレンド銘柄を買い、下降トレンド銘柄を空売りするロング・ショート戦略を継続し、株価が上下どちらに動いても対応できるようにしています。
実質的には下げ相場か?
個別銘柄をみると、これまで強かった商社株が軒並み大きく売られるなど利食い売りが大量に出ている感触です。また、年初来安値更新銘柄が164に達していて、これは実質的には下げ相場である証左です。
日経平均株価は、アドバンテスト(6857)や東京エレクトロン(8035)、直近ではソフトバンクグループ(9984)などの上昇により大きく値上がりしましたが、多くの個別銘柄はその動きについてこれていません。それどころか株価下落を続けていて、年初来安値更新銘柄が年初来高値更新銘柄を上回る状況が足元で生じています。
引き続き、強い銘柄と弱い銘柄とが混在する二極化相場が続くものと思われますが、仮に日経平均株価が天井を付け下げに転じた場合は、全面安への転換もあり得ると思います。日経平均株価だけ強く、個別銘柄がついてこれない状況の間は、無理して勝負に行っても上手く取れませんので、ポジションの積み増しは慎重になった方がよいですし、下降トレンド銘柄を買って上昇を待つ、というのもお勧めしません。今であれば、強い銘柄が押し目を付けたら買いを検討する、という感じでよいのではないでしょうか。
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