日経平均株価以上に個別銘柄の弱さ目立つー2023年4月26日の日本株

4月26日の日本株

4月26日の日本株は、寄り付きから下落して始まり、その後も軟調な展開となり、日経平均株価の終値は前日比203円60銭高の28416円47銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も下落しました。

値上がり銘柄929に対し値下がり銘柄3032と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は85、年初来安値更新銘柄は62でした。

ADA指数は13.6%となり、前日の25.1%から低下しました。保有株の売却に加え、新規空売りも実行しました。決算発表後一時的に上げた後下げに転じた銘柄も新規空売りのターゲットとしています。

指数以上に個別銘柄は弱い印象

個別銘柄をみると、ブティックス(9272)など高値更新となる銘柄もあるものの、25日移動平均線を明確に割り込んでいる下降トレンドの銘柄もかなり多く、日経平均株価がまだ25日移動平均線を割り込んでいないにもかかわらず、個別銘柄の動きはかなり悪い印象を受けます。

前日に年初来高値更新銘柄が300に迫り、騰落レシオも145%を超えていましたから、いったんのピークをつけても何ら不思議ではありませんし、結局ここで上げどまったならば、いつもと同様、28000円台で日経平均株価は頭打ちしたということになります。

アメリカ株も弱くなりかけていますし、日本株も一旦のピークアウトからの下落に注意すべき時期と思います。個人的には、弱い銘柄の空売りをもう少し増やして、さらなる下落に備えたいと思っています。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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