3月24日の日本株
週末3月24日の日本株は、終日弱含みだったものの大きく売り込まれることもなく推移し、日経平均株価の終値は前日比34円36銭安の27385円25銭でした。
TOPIXも小幅安、マザーズ指数は小幅に上昇しました。
値上がり銘柄1967に対し値下がり銘柄1873とほぼ拮抗、昨年来高値更新銘柄は30、昨年来安値更新銘柄は12でした。
ADA指数は2.0%となり、前日の0.4%から少し上昇しました。引き続き上昇トレンド銘柄を買い持ちし、下降トレンド銘柄を空売りするロング・ショート戦略を実行し、株価がどう動いても対応できるようにしています。
ここから金利低下が進むのであれば
個別銘柄をみると、アドバンテスト(6857)など高値更新となる銘柄も散見され、また全般的にハイテク株、成長株に強いものが目立ちました。一方銀行株などは引き続き弱い動きとなっています。
さて、日経平均株価は横ばい気味の動きで、ここから上下どちらに動いてもおかしくない形になっています。NYダウも同様です。ただ、ナスダックは明らかに強いチャート形状となっていて、これはここ最近のアメリカ10年物国債利回りの低下によって、成長株に資金が回ってきていることが理由ではないかと考えています。
現状のアメリカ10年物国債利回りは過去2回ほど下げ止まった節目の水準ですが、ここを割り込んでさらに利回りが低下すると、当分節目の価格帯はないので、2%台への突入など、意外な利回り低下もあるかもしれません。そうなれば金利上昇により蚊帳の外だった成長株に再び注目が集まり、大きな上昇も期待できます。
無論、金融不安によるショック安が続くなどした場合は、成長株だろうが何だろうが総じて売られますのでキャッシュポジションを厚くしてしっかり守らなければなりませんが、そうでない限りは、金利低下による成長株の優位性がしばらく続くのではないかと思っています。私自身も、成長株で上昇トレンドの銘柄についてはある程度積極的に買っていきたいと考えています。
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