25日移動平均線の攻防ー2023年1月19日の日本株

1月19日の日本株

1月19日の日本株は、寄り付きから大きく下げて始まり、後場は下げ幅を広げる展開となり、日経平均株価の終値は前日比385円89銭安の26405円23銭でした。
TOPIXも下落しましたが、マザーズ指数は上昇しました。

値上がり銘柄1403に対し値下がり銘柄2410と値下がり優勢、昨年来高値更新銘柄は29、昨年来安値更新銘柄は6でした。

ADA指数は36.1%となり、前日の27.3%から上昇しました。全体相場は下がりましたが、個別株の中に強いものも結構あり、それらを買ったり空売りを買い戻したりしたことによります。

日経平均株価が25日移動平均線を超えないと・・・

個別銘柄をみると、ブティックス(9272)が高値更新となるなど、強い銘柄も散見されます。また、全体で見ても下げ止まった感じはありますし、25日移動平均線超えの銘柄も増えてきました。また、マザーズ指数の上昇から分かる通り、小型成長株が底打ちして上昇に転じそうな形のものが多く感じます。

ただ、日経平均株価自体が25日移動平均線を明確に超えて上昇する状況にならないと、個別株の上昇も腰折れになってしまいかねません。
19日は日経平均株価の終値が25日移動平均線を少し割り込んでいますが、ここから反発して明確に超えてくるならばある程度ポジションを持ってもよいですし、逆に下落が続いて明確に割り込むのであれば、キャッシュポジションを多めにして守り優先にするべきでしょう。

いずれにしろ、動く前にどちらかにベットするのはリスクが高いので、動いた方についていくようにしましょう。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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