１２月２７日の日本株

１２月２７日の日本株は、寄り付き大きく上昇して始まったものの、急速に伸び悩み、日経平均株価の終値は前日比４２円００銭高の２６４４７円８７銭でした。
TOPIXも上昇、マザーズ指数は２％の大幅上昇となりました。

値上がり銘柄２６９６に対し値下がり銘柄１２１５と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は６５、年初来安値更新銘柄は３３でした。

ADA指数はマイナス１．１％となり、前日のマイナス１０．０％からマイナス幅が縮小しました。株価反発に伴い、空売りの買戻しや新規買いを行ったことによります。

日経平均は弱いが年初来高値更新銘柄は増加

個別銘柄をみると、円谷フィールズホールディングス（２７６７）、買取王国（３１８１）、サンワカンパニー（３１８７）、サンリオ（８１３６）など高値更新となる銘柄が目立ちました。また、年初来高値更新銘柄が６５まで増加していて、軟調な日経平均株価をよそに、強い個別銘柄は上昇を続けていることが分かります。

中でも、リユース関連銘柄や銀行株が強く、もし乗り遅れている場合は、すでに２５日移動平均線ベースでは買えないので、５日移動平均線ベースに切り替え、かつ損切りもしっかり行うという前提で、多少飛び乗って買ってみるのも悪くないと思います。

年末年始が近づき、日本株も３０日で２０２３年の取引は終わりますが、引き続きチャンスの芽はしっかりとつかみたいと思っています。

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足立武志

1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』（ダイヤモンド社）など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用ＥＸＰＯなどセミナー講師多数。