11月24日の日本株
11月24日の日本株は、後場少しだれたものの大きく上昇し、日経平均株価の終値は前営業日比267円35銭高の28383円09銭となりました。日経平均株価は11月11日につけた直近高値を更新しました。
TOPIX、マザーズ指数も大きく上昇しました。
値上がり銘柄3097に対し値下がり銘柄825と全面高に近い展開、年初来高値更新銘柄は164、年初来安値更新銘柄はゼロでした。
ADA指数は44.3%となり、前営業日の32.3%から大きく上昇しました。空売りの買戻しや、新規買いを実行したことによります。空売りの仕掛けは完全に失敗に終わりましたので、順次撤退しています。
いつ利食いするかが悩ましい
個別銘柄をみると、円谷フィールズホールディングス(2767)、タカトリ(6338)、丸紅(8002)、住友商事(8053)、建設技術研究所(9621)など高値更新となるものが目立ちました。
また、年初来安値更新銘柄がゼロという状況が2日続いていて、これはかなり強い相場といえます。この状況下で、足元で日本株に弱気になる要素はないと言わざるを得ません。
ただ、昨年以降の日本株は横ばいが続いていて、上昇トレンドが長続きしないのも事実ですし、実際今回の上昇も底値からの期間でいえば2か月近く続いており、最近の傾向ではそろそろ上げどまりとなってもおかしくありません。
今からの買いは高値掴みのリスクがかなり高まっているのであまり多額の買いはお勧めしませんし、それよりも保有株をいつ利食いするかが非常に悩ましいところです。
私自身、上昇途中にいくつかの銘柄を売却してみましたが、売却後もさらに株価が上昇していて、正直上昇途中の売却は失敗でした。かといって、25日移動平均線割れまで待つと、特にプラス乖離が高い銘柄については利益の大部分が吹き飛んでしまう恐れがあります。
従って、いつもと同様の方法にはなりますが、基本は25日移動平均線割れで売却をベースに、プラス乖離が高いものは5日移動平均線割れも視野に入れる、上昇スピードがあまりに急速なものについては上昇途中の売却も検討する、という形である程度機械的にやっていくのがよいと思います。
いつ天井をつけるかなんてだれにも分かりませんから、上昇から下落に転じたことを確認してから売却すれば十分だと思います。短期的には過熱感が高まりつつありますので、高値掴みには注意してください。
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