10月4日の日本株
10月4日の日本株は、寄り付きから大幅高で始まり、その後もじり高の展開となり、大幅に急上昇しました。日経平均株価の終値は、前日比776円42銭高の26992円21銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も大幅高となりました。
値上がり銘柄3562に対し値下がり銘柄444と全面高の展開、年初来高値更新銘柄は55、年初来安値更新銘柄は4でした。
ADA指数は4.1%となり、前日のマイナス9.7%からプラス転換となりました。空売り銘柄の買戻しや、新規買い付けを行ったことによります。まだ空売り銘柄は結構残っています。
今からの買いは間に合うのか?
個別銘柄をみると、25日移動平均線を超えたものがかなり増えてきました。感覚的には全体の4割程度が25日移動平均線を超え、上昇トレンドに転換しつつあります。
ただ、日経平均株価は実質的に月曜日の底値から2日間で1400円ほども上げており、買いエネルギーをかなり使ったのではないかと思います。
また、本日のように、終日高値圏で株価が推移するときは、空売りの買戻しが終日入っている可能性が高く、この空売りの買戻しが一巡した後、さらに上値を買う投資主体が現れるかが今後の株価を左右することになります。
したがって、例えばこの急反発に全く乗れておらず、明日の寄り付きに大量に買っても間に合うかといえば、当然間に合う可能性もありますが、やはりかなりリスクが高いと感じます。もし買うならば、ここからの調整局面で押し目買いを狙うなど、できるだけ安く買うことを心掛けるようにしましょう。
そもそも、まだ日経平均株価は25日移動平均線の下にありますし、これまでのように、25日移動平均線を少し超えたと思ったらすぐ息切れして下落に転じてしまう可能性も大いにあります。
ですから、私であれば極めてチャート形状が良いものとか、この銘柄は買っておきたい、といったものは買いますが、大量に買うということはしません。ただし、移動平均線に到達した空売り銘柄を買い戻すことはルールなので粛々と行います。それにより、空売りが減り、現時点でもともと持っている買いだけが残る形となります。
そもそも、ここまで急激に株価が反発すると、うまく乗れなくて当たり前だと思います。無理に利益を狙いに行って高値掴みするリスクを負うのなら、次のチャンスで買うように準備しておいた方が安全です。引き続き、利益よりも大きな損失を避ければよし、という姿勢で臨むべきと感じます。
ちなみに、下げ局面で株を売却せず持ち続けたならば、今回の反発には当然乗れますが、その反発に至るまでの間に大きな損失を抱えることになってしまいますし、同じことを繰り返していると、いつか来る大暴落で再起不能の損失を被る恐れがありますので、お勧めしません。
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