さすがに一旦の底打ちかー2022年10月3日の日本株

10月3日の日本株

週明け10月3日の日本株は、朝方日経平均株価が300円超値下がりしたあと急速に切り返し、後場は一段高となって底値から600円反発しました。終値は先週末比278円58銭高の26215円79銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も上昇しました。

値上がり銘柄1893に対し値下がり銘柄2027とほぼ拮抗、年初来高値更新銘柄は5、年初来安値更新銘柄は164でした。

ADA指数はマイナス9.7%となり、先週末のマイナス10.0%からほぼ同水準でした。新規空売りを多少入れた一方、上昇トレンド銘柄の新規買いも実行しました。空売りのさらなる買戻しも考えましたが、マーケット環境が想定以上に弱く感じるため、もうしばらく持続することとしました。

買うなら今日。明日はもう遅いか

個別銘柄をみると、メンタルヘルステクノロジーズ(9218)など高値更新銘柄もわずかにありましたが、年初来安値更新銘柄が150超えとはるかに高水準でした。
しかし、朝安後ほとんどの銘柄が切り返して陽線をつけており、強い銘柄は25日移動平均線超えをキープしています。さすがに一旦は底打ちする形となったといえるでしょう。

また、本日は半導体関連銘柄が一斉に上昇したり、海運株も大きく反発しました。
それらの銘柄は反発したとはいえ25日移動平均線よりかなり下に位置しています。
今は横ばい・もしくは下落相場ですので、25日移動平均線超えを待って買うのでは遅すぎます。かといって下げの途中で買うのも極めて危険です。

ですから、下落を続けてきた銘柄を買うのであれば反発した初日、遅くとも翌日、そして翌日の場合は朝から窓を開けて大きく上昇しないことが前提です。
もちろん、飛び乗って買っても、そこから大きく上昇して報われることもありますが、その行為は賭けに近いものになります。
今は賭けをして勝負するにはあまりにも分が悪い時期であることをよく認識する必要があります。

何もここから世界景気が悪化に向かい、株価のさらなる下落も懸念されるような、今の難しいマーケット環境で利益を上げに行く必要はないわけです。大底を打って反発してから買えばよいのです。
もしこの反発が下落途中の単なる綾戻しであれば、2日~3日反発すれば終了しますから、下手をすると明日の高いところで買うと高値掴みになってしまう可能性すらあります。

買うのであれば、すでに現時点で上昇トレンドにある強い銘柄の、25日移動平均線に近接したところを買った方がまだ無難だと思います。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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