2月28日の日本株
週明けかつ月末の2月28日の日本株は、朝方値を下げた後は上昇→下落→再び上昇と、先週末終値を挟んだ展開となり、日経平均株価の終値は先週末比50円32銭高の26526円82銭でした。
TOPIXも上昇、マザーズ指数は3%超の上昇となりました。
値上がり銘柄3184に対し値下がり銘柄802と全面高に近い展開、昨年来高値更新銘柄は25、昨年来安値更新銘柄は16でした。
ADA指数は46.7%となり、先週末の34.5%から上昇しました。移動平均線超えの銘柄の新規買いや、空売り銘柄の買い戻しを行ったことなどによります。
ニュースを気にせずルール通り淡々と
個別銘柄をみると、クロスキャット(2307)、住友金属鉱山(5713)など高値更新となる銘柄も散見され、また25日移動平均線を超えて上昇トレンドに転じる銘柄も目立ってきました。
もともと強かった銀行株や商社株は一休みといったところですが、資源・エネルギー関連株、非鉄金属株、海運株などは強く、インフレに強い銘柄群は総じて堅調です。
その一方、しばらく売りたたかれていた成長株にも反発の兆しが出ており、強い銘柄はすでに25日移動平均線を超えて上昇しています。
成長株が売られていたときは、インフレに強い銘柄群を保有していれば良かったのですが、成長株も反発して買われるとなると、そちらにも資金を投下しないといけません。やはり成長株の方が、株価の上昇スピードが速く、資金効率が高いからです。
ただ、成長株が先日の安値で本当に大底を打ったのかは分かりませんので、インフレに強い銘柄群から完全に成長株に資金をシフトするというのは私自身はしないつもりです。そのため、どうしてもポジションが膨らんでしまいますが、そこはしっかりポジション調整して、あまり無理のないようにコントロールしていきたいと思います。
ロシアのSWIFTからの排除というニュースが週末に報道され、週明けの日本株の下落を心配する個人投資家もいたと思いますが、ふたを開ければ日経平均株価こそ小幅高だったものの個別銘柄の多くは上昇し、ルールに従って買った人、持ち続けた人が利益を得る結果となりました。
ニュースを見て右往左往していては絶対に株式投資では勝てません。マーケット参加者全員の行動の結果である株価を信じて、ルール通り淡々と動くことで勝機が見えてきます。それでも当面の株価の先行きが心配であれば、ポジションを小さめにしておけば、大きな損失を避けることができますから、それで安心できると思います。
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