1月12日の日本株

１月12日の日本株は、寄り付きから大きく上昇し、その後も上値を伸ばす展開となりました。日経平均株価の終値は前日比543円18銭高の28765円66銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も大きく上昇しました。

値上がり銘柄3249に対し値下がり銘柄723と全面高に近い展開、昨年来高値更新銘柄は41、昨年来安値更新銘柄は21でした。

ADA指数は55.5％となり、前日の41.3％から上昇しました。株価急上昇により空売り銘柄の買い戻しや、新規買いなどを行いました。

成長株の本格上昇なるか

個別銘柄をみると、重工、非鉄金属、海運などが引き続き強かった一方、成長株の多くも反発しました。ただ、本日の動きのみをもって底打ちしたかどうかはまだ分からず。まだ25日移動平均線まで戻っていない銘柄も多数ですので、成長株の調整終了を語るのは時期尚早です。

確かに、短期間でかなり売られた成長株が多かったため、それなりのリバウンドも大いにあり得ます。ただ、私としてはリバウンドを狙いにはいかず、あくまでも25日移動平均線超えを確認してから買うようにするつもりです。

逆に、成長株のリバウンドによりここ最近強い動きだった割安株や景気敏感株が弱くなる局面で、買えなかった株を拾っていきたいと思っています。

基本的に、アメリカ10年物国債の金利が上昇基調にある間は、割安株や景気敏感株に注力していきたいと考えています。

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足立武志

1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』（ダイヤモンド社）など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用ＥＸＰＯなどセミナー講師多数。