12月10日の日本株
12月10日の日本株は、寄り付きから大きく下げて始まり、引けにかけて下げ幅を拡大しました。日経平均株価の終値は前日比287円70銭安の28437円77銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も下落しました。
値上がり銘柄1016に対し値下がり銘柄2849と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は30、年初来安値更新銘柄は24でした。
ADA指数は14.1%となり、前日の34.7%から大きく低下しました。株価下落により保有株の売却や、新規空売りを実行したことなどによります。
さらなる下落に要注意
個別銘柄をみると、前田工繊(7821)など高値更新となる銘柄もありましたが、多くは下落し、下げ幅が大きくなるものも目立ちました。8日までは順調に反発していましたが、9日、10日の2日間の反落により、個別銘柄の多くも頭打ちの形となっていて、ここからのさらなる下落に要警戒です。
今回の反発で、弱い銘柄は25日移動平均線すら超えることができずに反落していますし、やや強い銘柄も25日移動平均線を少し超えたと思ったら9日、10日の下落で再び25日移動平均線を割り込んでしまっています。
チャート形状からしても、下落後に少し反発し、その後再び下落に向かいつつある形になっていて、非常に気持ちが悪いです。
日経平均株価も結局は25日移動平均線に届かずに反落してしまっており、ここから年初来安値更新銘柄の数が年初来高値更新銘柄の数を大きく上回るようなこととなれば、再びの下落で底割れとなる可能性も高まってきて、大いに警戒しなければなりません。
今のところはまだ兆候の段階ですから、例えば日経平均株価や多くの個別銘柄が25日移動平均線を超えてくるような動きとなれば強気に転じればよいですが、ひとまずは週明けの株価の動きに要注目です。
個人的には、現時点で8割以上の個別銘柄が下降トレンドにあると思われ、そんな中で無理して勝負に行っても過大なリスクを負うだけなので、あまりポジションを膨らませないように注意しつつ、この難局を乗り越えていければと思います。
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