終了前1時間で急落ー2021年11月30日の日本株

11月30日の日本株

11月30日の日本株は、午前中は大きく上昇したものの、引け前の1時間で日経平均株価が600円下げ、終値は前日比462円16銭安の27821円76銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も大きく下落しました。

値上がり銘柄1237に対し値下がり銘柄2680と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は14、年初来安値更新銘柄は477でした。

ADA指数は7.9%となり、前日の5.8%から少し上昇しました。若干ですが新規買いを行ったことが主な理由です。引き続き上昇トレンド銘柄を買い、下降トレンド銘柄を空売りするロング・ショート戦略を維持しています。

月曜日が底値と予想した投資家は・・・

個別銘柄をみると、朝方強くそこから売られる陰線引けのものが目立っています。年初来安値更新銘柄も月曜日に引き続き高水準で、株を保有していればある程度のマイナスは仕方ない、という感じです。

私は保有株の株価が下がって移動平均線を割れれば淡々と保有株を売却しますし、株価が大きく下がったところを買い向かうことはしませんので、今回の大きな下落局面で大きくやられてはいませんが、それでもそれなりの損失は生じています。

もし月曜日が底値でそこから反発すると予想した投資家は、月曜日に買い向かったと思いますが、火曜日30日の安値更新銘柄が500近いということは、月曜日が底値ではなかった銘柄が大量に存在しているということでもあります。

もちろん、株式投資のスタイルは人それぞれですから、株価が大きく下がったところを逆張りで買い向かうのは結構ですが、大事なのは買った後株価がさらに下がったらどうするのかをあらかじめ決めておくということです。

もし、想定している以上に下落が大きくなったとき、買った株をそのまま保有していたら多額の含み損を抱えた塩漬け株になってしまうわけですが、株式投資で成功したいならばこれは避けなければなりません。

年初来安値更新銘柄が500前後の水準で2日間継続していますし、騰落レシオなどの指標をみてもいつ反発に転じてもおかしくないですが、「今日が底だ!」と決めつけることなく、あくまでも株価の動きに逆らわずに行動することで、大きな損失を回避することができます。下げ相場ですから損失が生じるのは当たり前、どれだけ損失を最小限に抑えるかを意識するようにしましょう。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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