10月25日の日本株
10月25日の日本株は、大きく下げて始まり、その後は多少戻したものの安値圏で推移し、日経平均株価の終値は先週末比204円44銭安の28600円41銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も下落しました。
値上がり銘柄1454に対し値下がり銘柄2339と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は18、年初来安値更新銘柄は70でした。
ADA指数は26.3％となり、先週末の23.0％からやや上昇しました。上昇トレンド銘柄の新規買いを行ったことなどによるものです。
株価の方向性が不明確
個別銘柄をみると、高安まちまちの動きですが、年初来安値更新銘柄がじわじわと増えていて、全体的に見れば弱い状況です。ただ、どの銘柄も明確に下げているというわけではなく、少し下がったと思ったら反発、という動きを繰り返すような、株価の方向性が不明確な銘柄が多いように感じます。
私自身の投資手法は、株価のトレンドについていき、トレンドが長く続けば続くほど利益が膨らむというものなので、株価のトレンドが不明確だったり、上がったり下がったりを繰り返すような状況では利益を出すことは難しくなります。
そこで、どんなに業績が良いとしても株価チャートをみて株価の動きが横ばいになっているものはできるだけ避け、右肩上がりに近いもの、つまり株価が明確に上昇トレンドになっているものを選んで買うようにしています。
それでも日経平均株価そのものが明確な上昇トレンドにならなければなかなか大きな利益は得られませんが、今のところは無理をせず、明確な上昇トレンドのもののみを買い、かつポジションもあまり膨らまさないようにして今後の推移を見守りたいと思います。日本株はアメリカ株に完全に出遅れている動きで、外国人投資家が本格的に買ってくるまでは日本株の上値は重いといえましょう。そんなときに無理に勝負に行くのはリスクが高いと心得るべきです。
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10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』（ダイヤモンド社）など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用ＥＸＰＯなどセミナー講師多数。
