引き続き無理は禁物ー2021年8月6日の日本株と今週の投資戦略

8月6日の日本株

週末かつ3連休前の8月6日の日本株は、上昇したものの上値は重く、後場の寄り付き後はわずか30円ほどの値動きで膠着状態となりました。日経平均株価の終値は前日比91円92銭高の27820円04銭でした。
TOPIX、マザーズ指数は小幅高となりました。

値上がり銘柄1795に対し値下がり銘柄1974とほぼ拮抗、年初来高値更新銘柄は39、年初来安値更新銘柄は124でした。

ADA指数は28.3%となり、前日の27.2%から少し上昇しました。上昇トレンド銘柄を買い、下降トレンド銘柄を売却した結果、トータルではほぼ変わらずのポジションとなっています。

決算発表後の動きに注目

個別銘柄をみると、バリューコマース(2491)、SHIFT(3697)など高値更新となる銘柄もあるものの、年初来安値更新銘柄が100を突破するなど、全体としては弱含みの動きが続いています。

日経平均株価も弱含みながら一方通行の下げとはならず、下がっては上がり、下がっては上がりというダラダラとした下げとなっているため、上昇局面で買いを入れるとその後の下落で損切りとなってしまう、という状況が続いています。

そんな中、決算発表により株価が急騰したり急落し、非常にやりにくいマーケット環境です。明らかに好決算に見えても株価が下落するものも多く出ています。

ただ、好決算の銘柄が、決算発表をきっかけに利食い売りにより下がった後、好決算が再評価されて株価が上昇する可能性もあります。そうした動きは買いのチャンスになることもあるので、見逃さないようにしたいものです。

今週いっぱいまで、決算発表シーズンは続きます。引き続き、決算発表直前の銘柄への安易な買いは控え、決算発表後の銘柄の上昇トレンド転換に注目していきましょう。そしてくれぐれも、ポジションを膨らませすぎないようにして、大きな損失を避けることを第一に考えましょう。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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