上値は重いが悪くはないー2021年6月23日の日本株

6月23日の日本株

6月23日の日本株は、朝方は上昇する局面もあったものの次第に売りに押される展開となり、日経平均株価の終値は前日比9円24銭安の28874円89銭でした。
TOPIXも下落しましたが、マザーズ指数は上昇しました。

値上がり銘柄1703に対し値下がり銘柄2059とやや値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は78、年初来安値更新銘柄は12でした。

ADA指数は51.2%となり、前日の41.7%から上昇しました。引き続き上昇トレンド銘柄の買い、および空売りの買い戻しを行ったことなどによります。

強い銘柄は上値追い

個別銘柄をみると、SREホールディングス(2980)、ラクス(3923)、サイバーエージェント(4751)、メック(4971)、新光電気工業(6967)などが高値更新となっています。
また、アメリカの金利低下もあって、全般的に再び成長株が上昇しやすい地合いになっているように感じます。景気敏感株については、別格の海運株を除いては冴えない動きです。

月曜日の急落後、火曜日にはすぐに持ち直したわけですが、個別銘柄により動きが異なっていて、強い銘柄はすでに月曜日の下落を取り戻して高値更新を続けています。一方、弱い銘柄は火曜日以降の反発局面でもあまり戻れずにいます。

上昇トレンド銘柄は機関投資家や外国人投資家が買っている可能性が高く、下降トレンド銘柄は彼らが買っていない(売っている)可能性が高いわけですから、自ずと買うべき銘柄は決まってきます。

例えばソフトバンクグループ(9984)は下降トレンドが続き、年初来安値更新となっているわけですが、こうした下降トレンドの銘柄を買い向かい、株価が下がってもじっと待っているという投資スタイルでうまくいくとは到底思えません。せめて、下降トレンドから上昇トレンドに転じたのを確認してから買った方がよい結果になると思います。

月曜日の急落で当面の安値を付けたとすれば、しばらく利益の得やすい環境が到来しそうですし、中小型成長株優位の展開となれば、日経平均株価が上昇しなくても特段問題にはなりませんので、ここからの展開に期待したいと思っています。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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