5月24日の日本株
週明け5月24日の日本株は、寄り付き直後に急上昇するもその後はじり安の展開となり、日経平均株価の終値は先週末比46円78銭高の28364円61銭でした。
TOPIXも上昇しましたが、マザーズ指数は大きく下落しました。
値上がり銘柄2244に対し値下がり銘柄1591と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は93、年初来安値更新銘柄は69でした。
ADA指数は50.3%となり、先週末の43.8%から上昇しました。上昇トレンド銘柄への新規買いなどを行いました。
大きな利益は望みにくいからこそ大きな損失を避ける
個別銘柄をみると、ケアネット(2150)、BuySell Technologies(7685)などが高値更新となっているなど、強い銘柄も散見されます。しかし、年初来高値更新銘柄93に対し、年初来安値更新銘柄も69に達しており、弱い銘柄を持ち続けると損失が膨らむ状況です。
私は下降トレンド銘柄は一切持ちませんので、年初来安値更新銘柄が69もあることにあまり実感が沸きませんが、とはいえ上昇トレンド銘柄も全体の30~40%程度で、かつトレンドも長続きせず失速してしまうので、大きな利益も出にくい状況です。
となれば、目指すのは大きな利益を得ることではなく、大きな損失を避けること、と考えるべきです。そのためには、年初来安値更新銘柄を保有するなど論外で、下降トレンドの銘柄を持たないことが重要です。
下降トレンドの銘柄は、機関投資家や外国人投資家が買っていない、もしくは売っている可能性が高いわけですし、今の日本の株式市場は外国人投資家が動かしていますから、彼らが買っていない銘柄の株価が下がったところで、「割安になった」と喜んで買っているのは資金量に劣る個人投資家だけです。個人投資家は安く買うことはできても、上値を買い上げることができないので、結局は利益を得られるのは難しく、逆にさらなる下落で損失が膨らんでしまいます。
個人投資家は、資金量に限りがあるわけですから、資金を効率的に使うには、すでに誰かが買っていて株価が動いている銘柄を買うべきなのです。それがまさに上昇トレンド銘柄ということです。
もちろん、高値掴みに気を付けたり、下降トレンドに転じたらすぐに売却する、というケアも必要ですが、勝算でいえば下降トレンド銘柄を買うよりも明らかに高いはずなのです。
もし最近の投資成績が振るわないのであれば、値下がりが続く下降トレンド銘柄を我慢して持ち続けていないか、確かめてみてください。
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