ひとまず反発ー2021年3月25日の日本株

3月25日の日本株

3月25日の日本株は、後場になり上値追いの展開となり、反発しました。日経平均株価の終値は前日比324円36銭高の28729円88銭でした。
TOPIXも上昇しましたが、マザーズ指数は小幅安となりました。

値上がり銘柄3086に対し値下がり銘柄816と、全面高に近い展開、昨年来高値更新銘柄は36、昨年来安値更新銘柄はゼロでした。

ADA指数は48.9%となり、前日の41.8%から上昇しました。株価反発により再度25日移動平均線を超えた銘柄を買い直しするなどしたことによります。

高値更新が今後どのくらい出てくるかを注視

個別銘柄をみると、24日の大幅安を取り戻すような反発をした銘柄はそれほど多くなく、「ひとまず下げ止まった」という程度の動きです。

それでも、24日の大幅安でも上昇トレンドをキープできていた銘柄は、25日の反発も比較的大きかった印象です。

多くの銘柄の株価チャートは崩れてしまったため、またある程度時間をかけて形を整え、上値追いという状態に復帰することを期待します。

ところで、何もルールを持たないで株式投資をしていると、24日のような急落を目の当たりにすると慌てて持ち株を全部売ってしまったり、もしくはパニックになり何もできず持ち株を売れない、ということになってしまいます。

しかし慌てて売るのも全く売らないのも大きな失敗につながりやすいです。24日に慌てて売ってしまったら25日の反発を取れませんし、24日に全く売らなかったらその後さらに下落した場合に損失が拡大してしまいます。

もし株価が反発するということになれば、やはり上昇トレンドをキープしている強い銘柄の方がより大きく上昇することが期待できます。株価がいきなり大きく下落したとしても、上昇トレンド銘柄まで売るべきではないですし、逆に下降トレンドに転じた銘柄は速やかにうらないと損失が膨らんでしまう・・・
大きな損失を回避つつ利益を得るためには、やはり上昇トレンドの銘柄のみを保有するのが得策だと思います。私も上昇トレンド銘柄はしっかり保有できていますので、今後高値更新となる銘柄が次々と出てくるのであれば、今後も大いに期待できると思っています。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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