2月24日の日本株
2月24日の日本株は、寄り付きから下げて始まり、その後もじりじりと下げ幅を広げる展開となり、大幅安で引けました。日経平均株価の終値は前営業日比484円33銭安の29671円70銭でした。
TOPIXも大幅安、マザーズ指数に至っては4%超の急落となっています。
値上がり銘柄1309に対し値下がり銘柄2609と値下がり優勢、昨年来高値更新銘柄は46、昨年来安値更新銘柄は1でした。
ADA指数は37.4%となり、前営業日の54.5%から大きく低下しました。保有株の多くが25日移動平均線割れとなったため、それらを売却したことなどによるものです。
成長株が売られコロナ悪影響銘柄が買われる
個別銘柄をみると、リクルートホールディングス(6098)など高値更新となるものも散見されるものの、総じて弱い展開です。ただ、銘柄群ごとによく観察すると、成長株は軒並み大幅安となっている一方、景気敏感株やコロナ悪影響銘柄には逆に株価が上昇しているものも目立ちます。
株価指数が軒並み大幅安になっているにもかかわらず、値上がり銘柄が1309もあることから、全面安にはなっていない点に要注目です。やはり、以前から申し上げている通り、成長株が弱く、景気敏感株やコロナ悪影響銘柄、特にコロナ悪影響銘柄は非常に強い値動きです。
おそらく、全ての銘柄が上昇するような全面高の展開にはなりにくいと思われ、どのジャンルの株に投資しているかで投資成績が大きく異なってくるはずです。
私自身も、成長株がメインで、コロナ悪影響銘柄はほとんどポートフォリオの中に入っていませんので、なかなか厳しい展開です。かといって、コロナ悪影響銘柄はすでに25日移動平均線からのかい離率が高いものばかりで、今から仕込むこともできず、悩ましいところです。
したがって、コロナ悪影響銘柄にうまく乗れていない場合は、利益を得るというよりは損失を最小限に抑え、次のチャンスを待つ、という形で取り組んだ方がよいと感じます。コロナ悪影響銘柄の高いところに飛び乗ったり、弱い成長株にいつまでもしがみついていると、大きな損失を被る危険性が高まりますので、現時点で乗れていないなら無理をしない方がよいのかな、というのが今の見立てです。
私も、ADA指数が37%と、上昇トレンドの持ち株はそれなりに保有しているので、それらの銘柄が上昇することにまずは期待したいと思います。
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