二極化が進展しつつあるー2020年10月14日の日本株

<今日の日本株>
10月14日の日本株は、朝方安く始まったものの後場上昇に転じ、日経平均株価の終値は前日比24円95銭高の23626円73銭でした。
TOPIXは下落、マザーズ指数は上昇しました。

値上がり銘柄1447に対し値下がり銘柄2305と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は98、年初来安値更新銘柄は13でした。

ADA指数は66.3%となり、前日の70.6%から低下しました。25日移動平均線からのかい離率が大きい銘柄の一部を売却したことなどによります。買いの方が売りより圧倒的に多いですが、ロング・ショート戦略を取っています。

 

<安く買って待ち伏せは愚策>
個別銘柄をみると、14日も私の持ち株は高値更新が相次ぎました。エムスリー(2413)、MonotaRO(3064)、GMOペイメントゲートウェイ(3769)、メドピア(6095)、エラン(6099)、朝日インテック(7747)、GMOペパボ(3633)、ブイキューブ(3681)、GMOグローバルサイン・ホールディングス(3788)、メディカル・データ・ビジョン(3902)、インフォコム(4348)、フリー(4478)、メドレー(4480)、弁護士ドットコム(6027)などなど・・・。

その一方で、空売りしている銘柄は軒並み下落しています。また、年初来安値更新銘柄が13とわずかながら増加していることも、弱い銘柄は売られている証の1つです。

結局は、以前からずっと申し上げている「中小型成長株・IT関連株」VS「出遅れ銘柄・業績悪化銘柄」の二極化が進展しているということです。

本当に、投資している銘柄によってここまで投資成績が大きく異なってくるとは思いませんでしたが、今が2000年前後のITバブルと様子が良く似ていると思えば合点がつきます。

ITバブル時はIT・ハイテク関連株だけが上昇し、それ以外の銘柄は逆に値下がりしていました。まさに今とおなじようなことが20年前に起きていたのです。

私は、個人投資家のうちどのくらいの方が今回の局地的バブルに乗れているか分かりませんが、聞くところによると、中小型成長株・IT関連株を買わずに、出遅れ銘柄・業績悪化銘柄を買っている人が多いようです。

確かに、ファンダメンタルでは説明がつかない中小型成長株など恐ろしくて買えないが、出遅れ銘柄は指標的にも割安だから安心して買える、という気持ちは分かります。しかしそれでは株式投資で成功を収めることはできません。
株価は割安だったり出遅れているから上がるのではなく、買いたい人がたくさんいるから上がるのです。ですから、今後については分かりませんが、現時点では出遅れ銘柄・業績悪化銘柄がいくら売られすぎで割安にみえても、メインプレーヤーであるプロ投資家や外国人投資家が買ってくれなければ、一向に上がらないと思います。

もちろん、割安株メインに投資している人は、今は苦しいでしょうが長い目で見れば報われるのかも知れません。何が正解だったかは、後になってみないと分かりませんが、少なくとも私にとっては利益を取りやすい相場環境であることには間違いないので、取れるときにできるだけ多く取っておくつもりです。

 

 

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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