<今日の日本株>
7月16日の日本株は、朝からじり安の展開となり、日経平均株価の終値は前日比175円14銭安の22770円36銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も下落しました。
値上がり銘柄1364に対して値下がり銘柄2413と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は33、年初来安値更新銘柄はゼロでした。
ADA指数は38.4%となり、前日の48.4%から低下しました。保有株に25日移動平均線を割り込むものが続出したため、それらを売却したことと、空売り銘柄が反発したことによる買い戻しの両方をネットした結果です。
<現状は股裂け状態気味に>
個別銘柄をみると、メディアドゥ(3678)、マネーフォワード(3994)、ベイカレント・コンサルティング(6532)、日本取引所グループ(8697)など高値更新となる銘柄も散見されましたが、それ以上に今まで強かった銘柄群の崩れが目立ちます。そうした銘柄を私は大量に持っているので、今日はストップ安に巻き込まれた銘柄含めかなりの被弾となりました。
一方、これまで弱かった銘柄群は本日も堅調です。
私自身、これまで強かった銘柄群を買い、弱かった銘柄群を空売りするというロング・ショート戦略を取っていましたので、買い銘柄が下がり、空売り銘柄が上がるという股裂き状態にここ2日ほどは陥っています。
さすがにコロナ・ショックの安値から株価が数ヶ月で2倍・3倍・中にはそれ以上になった銘柄も数多くありますから、そろそろ本格的な調整となってもおかしくないのですが、二番底をつけにいく可能性もなきにしもあらずなので、ひとまず下降トレンドに転じた銘柄については一旦売ることにしています。
あとは、ここまで弱かった銘柄群の反発ですが、やはり私としては業績が元通りに回復しないのに株価だけが上昇するというようには思えないので、空売りの買い戻しはしますが、ドテン買いはそれほど大きくはしない予定です。
東証が発表した先週の投資部門別売買状況は、これまでずっと売り越してきた外国人投資家が買い越しに転じており、ますます今後の対応に悩んでしまいますが、やはりいつもどおり、株価のトレンドについて動いていくことが最も安全という認識を変わらずに持ち、投資行動をしていきたいと思います。
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10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。