大幅安で一気に形勢悪化ー2020年6月15日の日本株

<今日の日本株>
6月15日の日本株は、後場に入り下げ幅を大きく拡大する展開となり、日経平均株価の終値は先週末比774円53銭安の21530円95銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も大幅安となりました。

値上がり銘柄657に対し値下がり銘柄3219と全面安に近い展開、年初来高値更新銘柄は34、年初来安値更新銘柄は2でした。

ADA指数は26.1%となり、先週末の37.8%から大きく低下しました。25日移動平均線を割り込んだ保有株を売却するなどしたためです。

 

<まだ下と決めつけるのは早い>
個別銘柄をみると、オプティム(3694)、HENNGE(4475)など高値更新となる銘柄もありますが、25日移動平均線を明確に下回って下落する銘柄が続出しました。

先週金曜日の動きは、アメリカ株急落の割には非常に強かったので期待していたのですが、本日は先週金曜日の安値すらも割り込んでおり、チャート上は非常に気持ちの悪い形になっています。

それでも、日経平均株価は25日移動平均線とほぼ同レベル、TOPIXは少しだけ割り込んでいて、マザーズ指数は少し上にあるという状況です。つまり、まだ各種指数は下降トレンド転換までは至っていないということです。

ただ、個別銘柄はかなり強弱が分かれていて、特に業績の悪化が懸念される出遅れ銘柄は、すでに軒並み25日移動平均線を割り込んでいます。一方、中小型成長株も確かに株価は下がっているものの、まだ25日移動平均線を割り込んでいないものが目立ちます。

もし、明日の日本株が大幅高で始まりそうなら見送りますが、上昇トレンド銘柄を保有しつつ、25日移動平均線を割り込んでいる銘柄に空売りを行い、ロング・ショート戦略でしばらく様子を見ようと思っています。

ここから反転するシナリオ、さらに下落が進むシナリオの両方があり得ます。どちらに転んでも良いように、強い銘柄を買って弱い銘柄を空売りするというのは、個人的には理にかなった行動なのではないかと感じています。
ロング・ショートにして、株価が上昇したらショート(空売り)を外し、株価が下落したらロング(買い持ち)を外すようにすれば、上も下も対応できるはずです。

くれぐれも、ここから先の株価の先行きを決めつけて、勝負に行かないようにしましょう。

 

 

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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